次回予告で「マドレーヌ市長、何もこんな時に倒れなくても…」と言っていたけど、僕もまさしくそう思った。ファンティーヌが彼に事情を話せばすべて解決したのに!!ああ、何という間の悪さ……。
ファンティーヌはとてもかわいそう。でも、夜に訪ねてきたあのおばあさんに気持ちを吐き出すことができてよかったよね。つらいときには、誰かに話を聴いてもらうだけでも、随分気持ちは軽くなるものだもんね。工場の先輩や採用係のおばさんなど、周りには冷たい人ばかりだったけど、そういう人だけで世の中が成り立っていることはないんだよね。あのおばあさんとファンティーヌとの会話をを観ていて、自分も救われた気がしたよ。
それにしてもテナルディエ夫妻はひどい。コゼットが病気になったとウソをついて、ファンティーヌからお金を巻き上げた。子どもがいる者が使う手とはとても思えない。僕もまだ親になったことはないけど、想像はつく。ずっと会えないでいる子どもが病気と聞いたら、母親はどんなに心配か…。
それでお金を手に入れて、「ファンティーヌめ、まんまとだまされやがった」と思っているあの夫妻は、本当にひどい。どうしても「彼らに天罰がくだって欲しい」と思ってしまう。
「人を呪わば穴二つ」と言うから、そういう考えはすまいとは思うんだけど、どうしてもあの夫妻は許しがたい。いつかは天罰がくだるのだろうか。楽しみにしてはいけないとは思いつつ、彼らが懲りるエピソードが観たい。
…と思ってはいるのだが、エポニーヌが好きな男の子の前で恥をかいてしまった話を観たら、彼女がかわいそうだと思った。
そういえば、『小公女セーラ』を観ていても似たような気持ちになったことがある。ラビニアがお父さんに平手打ちされるシーンがあるんだけど、ここでも彼女がかわいそうだと思った。セーラへのいじめがあまりにひどいので「何かバチが当たって欲しい」とは思っていたんだけど、いくらなんでも叩いちゃかわいそうだと思った。
つまり、僕は「あの人に天罰がくだってほしい」とは思うんだけど、実際にくだるとあまりいい気がしないんです。
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