サブタイトル
『ひとりぼっちのコゼット』 ジャン・ヴァルジャンの逃避行、始まる。危うく途中の村でつかまりそうになったが、居合わせた旅人により、捕まることを逃れた。その旅人は、以前ヴァルジャンに助けられたので恩返しをしたのだそうである。ああ、「情けは人のためならず」ということわざは本当なんだね。ちなみに、このことわざ、「情けは人のためにならないから、かけてはいけない」という意味だと誤解している人が多いそうだけど、本当の意味は「情けは他人のためではない。めぐりめぐって、結局は自分のためになるのだ」という意味なのだ。…知っている方にはよけいなお話でしたねw
一方、モンフェルメイユ村の宿屋では小さな騒動が起きていた。コゼットが水でいっぱいにしておいた樽が、おかみさんが見たときには、なぜか空になっていたのだ。例によって、おかみさんはコゼットを怒鳴り、夜にもかかわらず森の小川に水汲みに行ってこいという。しかし、コゼットは釈然としない。たしかにこの樽は水でいっぱいにしておいたからだ。エポニーヌ・アゼルマ姉妹の様子を見るに、どうやら彼女らが水を捨ててしまったらしい。コゼットへの嫌がらせのために!
何でここまで酷い仕打ちをするの?アゼルマはまだ小さくて、お姉さんのすることの真似をしているに過ぎないようなので、問題なのはエポニーヌだ。コゼットが自分よりかわいがられているなら、いじわるをする理由はわかる。でも、そうではないのだ。エポニーヌのほうが圧倒的に恵まれていて、親からの愛情も注がれている。
対してコゼットは、日々牛馬のごとき扱いを受け、食事もとても粗末なものしか与えられていない。ツライ日々を送っている。それなのに、エポニーヌはなぜここまでコゼットに酷いいじわるをするのだろう。意中の男の子が、実はコゼットに気があると思っているからだろうか(実際はどうなのかは不明だけど)。自分よりコゼットのほうがカワイイと思っているので当たるのか。わからない。とにかく、何かが不満なのだろう。それだけは確かだ。満たされている者は、人にいじわるをして楽しんだりしない。
それはさておき。終盤、ついにジャン・ヴァルジャンがコゼットの前に登場!これで僕のコゼットちゃん(違)もついに救われる♪早く次の話が観たい。
テーマ : ヲタクのメモ - ジャンル : 日記
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