『銀の燭台』
ついに終わったか…。コゼットのジャンに対する呼び方が、死の間際に「お父様」から「お父さん」に変わったが、これは何を意味するのだろうか。「お父様」というのは良家の子女が父を呼ぶ際に使うとされる言葉であるのに対し、「お父さん」は本心から出た言葉なのだろう。そういえば、コゼットも少女時代にはジャンを「お父さん」と呼んでいた。まだ立派なレディではなかった頃だ。
ガヴローシュは学校では優等生なんだね。『ハイジ』のペーターや『トム』のトム・ソーヤーのようにしょっちゅうサボりそうなイメージなんだが、そうではないらしい。サボっていたずらして回っている方が彼らしい気もするんだが。で、そこをアランに拾われ、彼の後任としてモントルイユ・シュル・メール市長になるとかいうストーリーもおもしろそうだ。
ラストにマリウスとコゼットの子どもが出てきた。てっきりコゼットの幼女時代の回想シーンだと思ったので驚いた。
それにしてもショックだ。子どもができたってことはマリウスとコゼットは…。マリウスもコゼットも、どうしたら子どもが作れるのか知っていたのか。いつ知ったんだろう。ジルノルマン氏が実演して見せたのか(見たくないな)。昔はビデオなどないわけだから、実際の様子を見るしかないわけだが…。まあいいや、コウノトリ乙。
今回の作画はよかった。コゼットかわいい。ジャン渋い。
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